アトピーとマラセチア菌の違いについて

アトピー性皮膚炎はその「かゆみ」が特徴的な皮膚疾患です。起因も様々ですが、中には似た症状を表す皮膚炎もあります。その代表的な1つ「マラセチア菌」による皮膚炎との違いについて解説します。

【マラセチア菌とは】

マラセチア菌とは常時人間の皮膚に存在する「常在菌」で「真菌」の事。

「真菌」とは「カビ」の事で、他には「白癬菌」「カンジダ」「アスペルギス」などがあります。

マラセチア菌は人間の皮脂を栄養とするため皮脂の分泌が多い頭皮などに症状が多く現れます。

かゆみで頭皮が剥がれたり、フケ、頭皮の乾燥、べたつきなど様々な症状があります。

こうした症状を「脂漏性皮膚炎」と呼び、マラセチア菌によって頭皮のターンオーバーが乱れることが原因です。

 

 

更に「身体ニキビ」も発生し、背中、肩、二の腕、胸などに赤いブツブツができる事が特徴で「マラセチア毛包炎」と呼ばれます。

夏場の気温が高く、湿気が多い時期は皮脂の分泌が盛んになるので注意が必要です。

また、「真菌」には「日和見感染」の傾向もあるため、体調が悪くなり免疫力が落ちた時に発症する可能性もあるので体調管理も予防の1つとなります

【アトピー性皮膚炎とは】

一方アトピー性皮膚炎とは「かゆみ」が特徴的な「湿疹」ですが、その要因は様々です。

「遺伝的要素」もその1つで親がアトピーの場合高い確率で遺伝しますが、何の症状も出ない事もあります。

 

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何らかの「アレルギー反応」が原因ともされ、免疫の過剰反応により血中のIge抗体が増加し、「ヒスタミン」などの「かゆみ物質」が分泌されます

アレルギー反応の元となる「アレルゲン」には次のようなものがあります。

*ハウスダスト
*カビ
*花粉
*紫外線
*化学物質(シックハウス症候群)
*食物

アトピー性皮膚炎の場合症状が出る箇所がマラセチア菌による脂漏性皮膚炎とは少し違います。

アトピーの場合皮膚は乾燥することが多く、肘や膝の裏側など皮脂の分泌が少ない箇所にかゆみが発生します。

強い痒みの為「掻く」ことで皮膚のバリア機能が低下し、更に外からの刺激に対し過剰に反応すると言う悪循環に陥ります。

 

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以上2つの皮膚疾患の発生要因と症状についてご説明しましたが、その違いについて纏めてみましょう。

発生部位の違い

アトピー性皮膚炎・・・肘や膝の裏など皮脂の分泌が少ないところ
マラセチア菌  ・・・頭皮や顔背中など皮脂の分泌が多いところ

症状の違い

アトピー性皮膚炎・・・強い痒み、皮膚の乾燥、繰り返す

マラセチア菌  ・・・かゆみは少ない、赤みやかさぶた

年代、男女比

アトピー性皮膚炎・・・66%が1歳までに、90%が6歳までに発症し
男性の方が多い

マラセチア菌・・・統計はないが発生起因、症状から推測すると男性が
多く、年齢層も高い

 

【それぞれの対策について】

最後にそれぞれの疾患に対する対策法をご紹介します。

まず、どちらも「身体を清潔に保つ」ことが基本となります。

 

「アトピー性皮膚炎」
*保湿を心掛ける・・・乾燥を防ぎ皮膚のバリア機能を維持する

*アレルゲンの特定・・・特定し排除する

*血液検査でIge抗体の量を調べる

*ステロイド剤が有効

「マラセチア菌」
*過労やストレス、睡眠不足、過食等の悪い生活習慣や抗生剤、ステロイドの使用等で皮脂が増加することを防ぐ。油ものなどは避ける。

*抗真菌剤が有効

 

ただし、最近の報告ではアトピー性皮膚炎の患者の汗からマラセチア菌が多発見されているとの事なので「混合型」の可能性もあります。

この場合はステロイド剤と抗真菌剤の併用も必要となります。

いずれにしろ素人では判断が付きませんので専門医への早めの相談が一番の近道です。

特に乳幼児のアトピー性皮膚炎は本人の自己管理ができない為親御さんの適切な対応が重要となります。

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